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満州アヘンスクワッド
マンシュウアヘンスクワッド
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「満州で一番軽いものは、人の命だ」 時は昭和12年。関東軍の兵士として満州にやってきた日方勇は、戦地で右目の視力を失ってしまう。「使えない兵隊」として軍の食糧を作る農業義勇軍に回され、上官に虐げられる日々を送るも、ある日農場の片隅でアヘンの原料であるケシが栽培されていることに気づく。病気の母を救うためアヘンの密造に手を染める勇だったが、その決断が自身の、そして満州の運命を狂わせていく…。
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最新刊情報
満州アヘンスクワッド(21)
07月04日発売予定
発売日:2025年07月04日
「‥‥すぐにわかるわ この市場の本質がね」 圧倒的な品質とそれを量産化する体制が整った新しい真阿片。その効力と中毒性は人々の噂により広がっていき斉々哈爾をじわじわと、そして確実に侵食していく。異常を嗅ぎつけた斉々哈爾の青幇は、真阿片を吸った者への見せしめの処刑や、流通経路を吐かせる拷問など手段を問わず真阿片を制圧。しかしその結果、斉々哈爾の住民たちが見せた反応は、彼らの想像をさらに上回る恐ろしい行動だった‥‥! 驚異的な真阿片の猛攻に狼阿片も反撃を繰り出す。悪魔の薬物“阿片”の市場、その本質とは。そして真阿片と狼阿片の戦いの結末とは──!?