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ニライカナイの空で
ニライカナイノソラデ
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父は子を、子は父を、求めては突き放した。 1963年、九州炭坑町、田川──機関車は力強く蒸気をたちあげ、かつて復興の時代を支えていた炭坑町へと、少年をいざなう。少年・新一は、物持ちだったはずの父の突然の破産によって、東京を追われるようにはじき出された。見知らぬ土地で待ちかまえる、父のかつての戦友野上源一郎とその息子竹雄。哀しみに負けそうになりながらも、逞しく成長してゆく新一に、思いもよらない冒険のときが訪れる──。
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ニライカナイの空で
発売日:2006年05月17日
少年は町にやってきた。心に残って忘れられない物語をお届けします。 少年は見たこともない子どもたちと出会い、見たこともない青い海を見た!主人公・立花新一はただひとり東京をはなれ、父の友人、野上源一郎の家に身をよせる。はじめはおそろしく感じた炭坑町での暮らしが、しだいに主人公の心のなかですがたをかえてゆく……。とびきりの名作が青い鳥文庫に登場です。第16回坪田譲治文学賞受賞作!