風の万里 黎明の空(上) 十二国記

風の万里 黎明の空

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慶国(けいこく)に、玉座(ぎょくざ)に就(つ)きながらも、王たる己に逡巡(しゅんじゅん)し、忸怩(じくじ)たる思いに苦悩する陽子(ようこ)がいた。 芳国(ほうこく)に、王と王后(おうごう)である父母を目前で殺され、公主(こうしゅ)の位を剥奪されて哭(な)く祥瓊(しょうけい)がいた。 そして、才国(さいこく)に、蓬莱(ほうらい)で親に捨てられ、虚海(きょかい)に落ちたところを拾われて後、仙のもとで苦業を強(し)いられ、蔑まれて涙する鈴(すず)がいた。 負うにはあまりある苦難(かなしみ)の末に、安らぎと幸せを求めて、それぞれに旅立つ少女たち。その果てしない人生(たび)の門(いりぐち)が、いま開かれる!!

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風の万里 黎明の空(下)十二国記
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風の万里 黎明の空(下)十二国記

発売日:2000年10月12日

景王こそ人々の希望のすべてだから──芳国から祥瓊(しょうけい)が、才国から鈴が慶国へ。景王・陽子との出会いは果てしない運命への門出でもあった!! 思うままにならない3匹の豺虎(けだもの)を前に自らの至らなさを嘆く景王・陽子の傍(かたわら)にはいつしか祥瓊、鈴、2人の姿があった。 “景王に会いたくて、あなたは人人の希望の全てなのだから” 陽子は呪力をたたえる水禺刀(すいぐうとう)を手に戦いを挑む。慶国を、民を守るために。 果てしない人生の旅立ちを壮大に描く永遠の魂の物語。

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