アベラシオン

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天使の名を持つ一族が正五角形の迷宮に住んでいた…… 豪奢にして残酷! 皆川博子氏絶賛 構想10年、戦慄の最終章は誰にも見通せない。 冬のヴェネツィア、華やかなパーティのさなかに起きた奇妙な殺人事件。偶然目撃者となってしまった日本人留学生藍川芹は、やがて事件の関係者からの招待状を受け取る。北イタリア山中の巌上にそびえる<聖天使宮(パラッツォ・サンタンジェロ)>。未公開の美術品に満たされた巨大な正五角形の宮殿を所有するのは、謎めいた伝説に包まれた美しい一族の末裔だった。心ならずもそこに滞在することとなった芹の前に、勃発する凄惨な連続殺人。一族の過去に揺曳するナチズムの影。車椅子の少年に導かれて、絢爛たる地獄を巡る女主人公(ヒロイン)が最後に見たものは――。 建築探偵シリーズともリンクする著者渾身の力作!!

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アベラシオン(下)
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アベラシオン(下)

発売日:2006年04月08日

犯行現場に残る六本指の手痕の謎は!? 構想10年、戦慄の最終章がここに! 藍川芹の滞在する<聖天使宮(パラッツォ・サンタンジェロ)>での連続殺人。封印された一族の過去に揺曳するナチズムの影と六本指の手痕。紀元2000年の時が満ち、正五角形の巨大な時計は秘められた深淵の扉を開く。復活の天使は空を翔るか。車椅子の少年に導かれ、絢爛たる地獄を巡るヒロインが最後に見たものは……? 解説:巽 昌章 ※本書は2004年3月に刊行された同名書籍に加筆修正したものです。

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