
電子あり
完結
サエズリ図書館のワルツさん
サエズリトシヨカンノワルツサン
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本が手の届かないほど遠くにあると思っていたこと。 本が母と娘を繋ぐ絆であったこと。 本が祖父への畏れであり、忘れ得ぬ思い出であったこと。 そして、強すぎる願いゆえに、たった一冊の本すら手放せないこと。 そこにあるすべての本には数え切れない“想い”があり、そこに集うすべての読者にはその数だけの“物語”があった。 さえずり町のサエズリ図書館。 それは本の“未来”が収められた、美しく、不思議な図書館。 紅玉いづきが詠う、すべての書物への未来譚(ラブソング)――。 あなたにとっての大切な一冊は、きっとここでみつかる。