
死にたがりと雲雀
シニタガリトヒバリ
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時は江戸――。浪人者の朽木(くちき)が開いた寺子屋に通い始めた一人の少女・雲雀(ひばり)。 雲雀は朽木の下で、学ぶことの楽しさを感じ始めるが、ある時、2人は町内の殺人事件に巻き込まれ……!? 俊英・山中ヒコが、四季折々の江戸を舞台に描く、過去を持つ男と親のない少女の、哀しくも美しい人間模様。 朽木(くちき)――過去にいわくありげな、一人の浪人。雲雀(ひばり)――家に居つかぬ父を待つ、長屋の少女。朽木が荒れ寺に開いた寺子屋に、雲雀が通いはじめ、二人は次第に心を通わせるようになる。だが、雲雀の父が起こした事件によって事態は急転。雲雀は朽木に罪をかぶせようとするが……!? 俊英・山中ヒコが描く、欠けたる者同士が寄り添って生きる、江戸・下町の人情譚。
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死にたがりと雲雀(5)<完>
発売日:2017年03月07日
教え子を斬り殺した罪を拭えず、死に場所を求め、彷徨っていた朽木。 そんな彼を救ったのは、江戸下町の人情と、少女・雲雀のぬくもりだった。 しかし雲雀が養女に行く話が出たとき、自身の罪から、それを止められぬ朽木がいた。 追いかけてくる過去、逃れられない罪……。 そんな中、雲雀が朽木のもとから攫われてしまう。さらに雲雀を助けに向かった朽木は、凶刃に倒れ……。 一人ぼっちの浪人と少女、かけがえのない絆の物語、ここに完結! 吉原の遊郭を描く番外編「伊勢屋の旦那」も収録。 教え子を斬り殺した罪を拭えず、死に場所を求め、彷徨っていた朽木。そんな彼を救ったのは、江戸下町の人情と、少女・雲雀の温もりだった。しかし雲雀が養女に行く話が出たとき、過去の罪から、それを止められぬ朽木がいた。そんな中、雲雀が朽木のもとから攫われてしまう。さらに雲雀を助けに向かった朽木は凶刃に倒れ!? 一人ぼっちの浪人と少女、かけがえのない絆の物語、最終巻! 吉原を描く番外編「伊勢屋の旦那」も収録。