
あめこんこん
アメコンコン
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モモちゃんが、いいものをかってもらいました。なんでしょう。
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新装版 ちいさいモモちゃんえほん あめこんこん
発売日:2009年05月26日
「あめこんこん、ふってるもん。うそっこだけど ふってるもん あめふりごっこする もんよっといで。」というモモちゃんの声に、「いれて」とだれかが答えます。つぎつぎに仲間が加わっていって、最後に「いれて」っていったのは……。 ・文/松谷みよ子さんからのメッセージ\n゛あめこんこん ふってるもん゛によせて 松谷みよ子 幼い子が、はじめて雨にさす傘と、長ぐつを買ってもらったよろこび。 まっかな傘に、まっかな長ぐつ。 おかあさんにおんぶして、雨の日、大きな傘でおでかけもうれしいけど、もう大きくなったんです。 じぶんの傘と、じぶんの長ぐつで、雨の日あるけるんです。 もううれしくて、 「はやく雨こんこん、ふらないかなあ」 と、空をみあげているうちに、もうじっとしていられなくなって、 「雨こんこん、ふってるもん、うそっこだけどふってるもん」 お天気なのに外へとびだしてしまうのです。傘をさして、長ぐつをはいて――。 おや、そうしたら、ポツリ、ほんとに雨がふってきて――。 生きてるって、すてきだな。 お日さまもだいすき、雨もだいすき。 一日一日が、どきどきするような新鮮なよろこびを、私たちも、子供といっしょにうけとめましょうよ。 ・担当者のうちあけ話 松谷みよ子さんの代表作「モモちゃんとアカネちゃん」シリーズから、「ちいさいモモちゃん」のお話を絵本にした、武田美穂さん版「ちいさいモモちゃんえほん」は、1995年に小さいサイズで刊行されました。これは、子どもたちが、お家でお父さん、お母さんのおひざの上にのって読むことを想定したもの。 今回、それをリニューアルして幼稚園や保育園での読み聞かせにも使えるように、すこし大きめサイズにしました。じつをいうと、そのきっかけは設定が拡大のまましてしまったカラーコピー。そのモモちゃんがなんともいえずかわいく、こっち、こっちとよばれているようで、「大きいのもいいじゃない」とそのままダミー(試作品)を作ってしまいました。 お家でも、大勢の読み聞かせでも「あめふりごっこ するもの よっといで」「いれて」という文のリズムと、絵のかけあいを楽しんでくださると嬉しいです。(ほろほろ鳥)