
ケンタロウの「おいしい毎日」
ケンタロウノオイシイマイニチ
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料理家ケンタロウの痛快初エッセイ集 「食」はもちろん、言いたいことは言うぜ。こだわりの人、ケンタロウの熱いメッセージ! 腹ペコ俺のしびれる朝ごはん 空港でカメラマンのS氏に「朝ごはん食べた?」と聞かれたので、待ってましたとばかりに、東京駅で冷やしかき揚げそばとカレーを食べてきっちり勝負つけてきました、と言ったら、「そういえば昔、T(当時のS氏のアシスタント。現在は超人気料理カメラマン)とそば屋に行ったらあいつ何たのんだと思う?」「何ですか?」。その答えにはさすがの俺も倒れそうになった。「店の人呼んで言うんだよ。『すいませーん。俺、カツ丼と天丼』」。あははは。すごい。カツ丼と天丼! 上には上がいるぜ。それ以来T氏のことを男の中の男だと思って尊敬している。――<本文より>
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ケンタロウの「おいしい毎日」
発売日:2010年08月20日
料理家としてのこだわりがそこかしこに垣間見られる、抱腹絶倒、ナットクの31話 ●「韓国」を食べ尽くす ●高松うどん事情 ●腹ペコ俺のしびれる朝ごはん ●電子レンジのトラウマ ●寿司屋ブルース 普段思っていることやついとってしまう行動が無意識のうちに、赤裸々に著者の口から明かされる。思いをはせる韓国のこと、大好物のカレーのこと、西安で習った餃子のこと、年度末の道路工事のこと、イケてる花火職人のことetc.この際だから言っておきたい、心の中で高温で燻(くすぶ)っていた31話。料理家ならではの好奇心、観察力、包容力は脱帽もの。決してひとりでは読まないでください、と言いたくなるほど、思わず笑ってしまう。