ふしぎの国のアリス(英語文庫)
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いつもにように、アリスは川岸で、お姉さんのそばに座っています。でも、することがなんにもなくて、すっかりたいくつしていました。暑い日で、アリスは眠くてぼうっとしてきました。ちょうどそのとき、ピンク色の目をした白ウサギが、そばを駆け抜けていきました。なんということでしょう、そのウサギは「たいへんだ。遅刻だぞ」と、ひとりごとを言い、チョッキから取り出した時計を見て、急いで立ち去ったのです。 へんてこなウサギを追って、穴に飛び込んでしまったアリス。たどりついたところは、想像もつかない、ふしぎの国でした。
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ふしぎの国のアリス
発売日:1999年06月10日
世界中で愛されつづける『アリス』。 原作の持つ深い味わいを、余すことなく楽しめる『ルビ訳』でお届けします。 「こまったな。遅刻だぞ」 アリスの目の前に、チョッキを着た白ウサギがかけてきて、ポケットから時計を出し、なにやらつぶやいています。 「まぁ、へんてこなウサギだこと」 アリスはウサギを追って、穴に飛び込んでしまいます。下へ、下へ、ずしいーん。たどりついたところは、想像もつかないふしぎの国でした。ドアの外にはすてきなお庭があります。なんとか外に出ようと、びんの中の液体を飲むと、体がみるみる小さくなり、ケーキをペロリとたいらげると、今度はとてつもなく大きくなりました。 冒険の途中でアリスは、ネズミ、ネコ、公爵夫人、ハートの王様、女王様らと会い、気がつくと白ウサギもいる法廷で、「パイ泥棒は誰か」の裁判の証人にされてしまいます。裁判官はハートの王様……。