悪道
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悪道

アクドウ

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人間とは、宿命という檻の中で競り合う動物なのだ。 歴史を覆す大胆な設定で、究極の悪と、人間の本性を描く。 著者10年ぶりの単行本書き下ろし! 孤独の行路の狩人か、宿命の檻の終身囚となるか。おれは宿命というものと、命ある限り対決する。 百花繚乱たる人間群像ひしめく元禄の江戸。恐るべき独裁者、犬公方をめぐって張りめぐらされた巨大な罠とは何か。その仕掛けを見破った下忍と少女の生き残りをかけた壮絶な戦いの果ては! 「大胆不敵な着想をベースにした逃亡と抵抗のドラマが、権力への怒りと、人間性への共感を呼ぶ。これが物語だ、これが森村誠一だ」――(文芸評論家・細谷正充氏) 講談社創業100周年記念出版 第45回吉川英治文学賞受賞

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悪道
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悪道

発売日:2012年10月16日

時は元禄。将軍綱吉が柳沢邸に御成り中、天下の大乱を招きかねない変事が勃発。吉保は秘密を知るもののみなごろしを暗殺集団猿蓑衆に命ずる。伊賀忍者の末裔の流英次郎は天才女医のおそでを護り、おくのほそ道を血に染め、逃亡の旅へ。強大な敵の喉元に迫るは不屈の一寸の虫たち。一方、江戸城奥深くでは、生きる屍のような「影」が「このまま飼い殺しにされてたまるか」と、その時を待っていた……。人の業を問う、傑作時代小説。 将軍綱吉が柳沢邸に御成り中、天下の大乱を招きかねない変事が勃発。吉保(よしやす)は秘密を知る者の鏖(みなごろし)を暗殺集団猿蓑衆(さるみのしゅう)に命ずる。伊賀忍者末裔の英次郎は天才女医おそでを護り、おくのほそ道を血に染め逃亡の旅へ。強大な敵の喉元に迫るは不屈の一寸の虫たち。死闘の行方は!? 吉川英治文学賞に輝く時代小説の最高峰!

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