一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル
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一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル

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18世紀のルソーの見た夢が現代社会で実現する! グーグルやツイッターなど、人々の無意識を可視化する情報技術を使い民主主義の組み替えへ──。政治の新たな可能性を拓く大胆な構想。 「一般意志」。フランスのみならず世界を代表する思想家J・J・ルソーが18世紀半ばに『社会契約論』の中で唱えた言葉です。しかしその意味するものの難解さから、これまで、さまざまな解釈がなされてきました。 東さんが本書で展開するのは、このルソーの唱えた「一般意志」は、21世紀のいまこそ実現し得るという大胆かつ斬新な論。ルソーの一般意志をあえてベタに読み込み、それを現代に適用するとはどういうことか、探求します。そして、「人々の無意識を現代の情報技術を駆使することで可視化し、それを政治に反映することこそが、一般意志の実現につながる」と述べるにいたるのです。 そしてそのアイデアは、いまやさまざまな局面で行き詰まっている、いまの民主主義、政治を突破する可能性に満ちています。 私たちの多くは「何か問題があれば、議論を尽くしたほうが民主主義的でうまくいく」と思っていないでしょうか? でもそれは本当のことなのでしょうか? 昨今の政治の機能不全を見ていると、私たちが信じてきた民主主義の形はすでに賞味期限を過ぎているような気さえします。 本書では情報技術を実装した新しい民主主義、政治の道を提示することで、日本の社会に新たな一石を投じるものなのです。 雑誌連載時から大きな反響を呼んだ注目書、待望の刊行です!!

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一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル
最新刊情報

一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル

発売日:2015年12月15日

民主主義は熟議を前提とする。しかし日本人は熟議が苦手と言われる。それならむしろ「空気」を技術的に可視化し、合意形成の基礎に据える新しい民主主義を構想できないか。ルソーの一般意志を大胆に翻案し、日本発の新しい政治を夢想して議論を招いた重要書。文庫オリジナルとして政治学者・宇野重規氏との対論を収載。 民主主義は熟議を前提とする。しかし日本人は熟議が苦手と言われる。それならむしろ「空気」を技術的に可視化し、合意形成の基礎に据える新しい民主主義を構想できないか。ルソーの一般意志を大胆に翻案し、日本発の新しい政治を夢想して議論を招いた重要書。 文庫オリジナルとして政治学者・宇野重規氏との対論を収載。 高橋源一郎氏推薦――「民主主義」ということばは、危機の認識が広がる時、一斉に語られるようになる。現在もまた。この、ある意味で「手垢のついた」ことばを、東浩紀は、誰よりも深く、たったひとりで、原理にまで降り立って語った。時代に先立って準備されていた、この孤独な本は、いまこそ読まれなければならない。

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