陰摩羅鬼の瑕
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陰摩羅鬼の瑕

オンモラキノキズ

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凄い!京極小説。 あの「夏」の衝撃が甦る。未体験の京極ワールド。 白樺湖畔に聳える洋館「鳥の城」は、主の5度目の婚礼を控えていた。過去の花嫁は何者かの手によって悉く初夜に命を奪われているという。花嫁を守るよう依頼された探偵・榎木津礼二郎は、小説家・関口巽と館を訪れる。ただ困惑する小説家をよそに、館の住人達の前で探偵は叫んだ。――おお、そこに人殺しがいる。

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分冊文庫版 陰摩羅鬼の瑕(下)
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分冊文庫版 陰摩羅鬼の瑕(下)

発売日:2006年09月15日

「真逆この鶴が犯人だとでも云うのじゃないだろうな」 中禅寺は片方の眉を吊り上げて笑った。 「謎とは知らないこと。不思議とは誤った認識」 「薫子さんは――。必ず僕が生かして戻します」。またしても惨劇は繰り返されたが、「鳥の城」に辿り着いた京極堂は伯爵にこう断言した。驚嘆する周囲をよそに、語り出した京極堂。少しずつ明るみになる犯人像。「それでも人は自分の真相を知りたがる。だから僕は来たのです」。京極文学の新境地、ここに完結。

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