
歌舞伎 家と血と藝
カブキイエトチトゲイ
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当代の役者はいかなる歴史を背負って舞台に立っているのか? 明治から現在まで、血と家と藝が密接にからみあう歌舞伎の世界には、波瀾万丈の人間ドラマがあった。歌舞伎座の頂点を目指す七大名家の興亡を描きつくした大著。歌舞伎を観るのが、もっと面白くなる! (講談社現代新書) 当代の役者はいかなる歴史を背負っているのか? 明治から現在まで、歌舞伎の世界には、 世襲と門閥が織りなす波瀾万丈のドラマがあった――。 歌舞伎を観るのがもっと楽しくなる本。 ○市川團十郎家はなぜ特別なのか? ○松本幸四郎家は劇界の毛利三兄弟? ○中村勘三郎の死は何を意味するか? ○偶数系片岡仁左衛門の悲劇とは? ○栄華を極めた二人の中村歌右衛門の戦略とは? ○尾上菊五郎家の歴史は繰り返す? ○新しい歌舞伎座を担うのは誰か? 「二〇一三年四月二日、歌舞伎座新開場柿葺落の初日に出かけた。この日、いちばん盛り上がったのは、人間国宝や藝術院会員たちの重厚な演技ではなく、中村勘九郎の息子・七緒八が花道を歩いて出てきた時だった。セリフを言うわけでもなければ見得を切るわけでもない。ただ歩いて出てきただけだ。……それなのに、「中村屋」との掛け声と万雷の拍手――こういう光景は歌舞伎ならではのものだろう。こういう世界は、たしかに入りにくい。だが、入ってしまえば、ひとりの幼児の背後にいる何世代にもわたる歴史が見えて、それだけで面白い。」(あとがきより)
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歌舞伎 家と血と藝
発売日:2013年08月13日
当代の役者はいかなる歴史を背負って舞台に立っているのか? 明治から現在まで、血と家と藝が密接にからみあう歌舞伎の世界には、波瀾万丈の人間ドラマがあった。歌舞伎座の頂点を目指す七大名家の興亡を描きつくした大著。歌舞伎を観るのが、もっと面白くなる! (講談社現代新書) 当代の役者はいかなる歴史を背負っているのか? 明治から現在まで、歌舞伎の世界には、 世襲と門閥が織りなす波瀾万丈のドラマがあった――。 歌舞伎を観るのがもっと楽しくなる本。 ○市川團十郎家はなぜ特別なのか? ○松本幸四郎家は劇界の毛利三兄弟? ○中村勘三郎の死は何を意味するか? ○偶数系片岡仁左衛門の悲劇とは? ○栄華を極めた二人の中村歌右衛門の戦略とは? ○尾上菊五郎家の歴史は繰り返す? ○新しい歌舞伎座を担うのは誰か? 「二〇一三年四月二日、歌舞伎座新開場柿葺落の初日に出かけた。この日、いちばん盛り上がったのは、人間国宝や藝術院会員たちの重厚な演技ではなく、中村勘九郎の息子・七緒八が花道を歩いて出てきた時だった。セリフを言うわけでもなければ見得を切るわけでもない。ただ歩いて出てきただけだ。……それなのに、「中村屋」との掛け声と万雷の拍手――こういう光景は歌舞伎ならではのものだろう。こういう世界は、たしかに入りにくい。だが、入ってしまえば、ひとりの幼児の背後にいる何世代にもわたる歴史が見えて、それだけで面白い。」(あとがきより)