
電子あり
記憶の中の殺人
キオクノナカノサツジン
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27年前の軽井沢──。少年、浅見光彦に何があったのか!? 内田家の墓の隣に墓地を構える一族の当主の密室殺人事件。その事件の糸を手繰りよせるうちに、浅見の喪われた記憶が甦る。 内田家の墓前に供えられた心当たりのない花。不審に思うセンセだが、浅見は隣の財田家から移しかえられたものと推理した。ところが、その約1カ月後、財田家の当主であるゼット精工社長・財田啓伍氏が何者かに殺された。奇妙なことに現場のテーブルにあったコーヒーカップから検出されたのは、3年前に自殺した財田氏の長女・芙美子の指紋だった──。名探偵・浅見光彦と軽井沢のセンセが、殺人事件の謎を追う!