
言葉と脳と心 失語症とは何か
コトバトノウトココロシツゴショウトハナニカ
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40年以上、さまざまな患者さんに接し、研究に携わるなかで、著者は、「人の<思い>が、どのように心の中で<像>をつくり、<音>と結びつき、<ことば>になり、発せられるのか」ということの追究も重要ではないか、と考えるようになりました。そのような考えを、経験を通してわかりやすくまとめたのが、本書です。「ことば」に関心を持つあらゆる方に読んでいただければ幸いです。 著者は、日本の失語症研究を1970年代から率いてきた第一人者です。 失語症による言語障害といっても、人によって実にさまざまな症状の表れ方があります。また、「この症状の場合は脳のここの部位が損傷をきたしている」ということまではおおよそわかっても、「では、なぜ、その損傷が言語機能に影響するのか?」ということについては、いまだ曖昧なままです。 40年以上、さまざまな患者さんに接し、研究に携わるなかで、著者は、「人の<思い>が、どのように心の中で<像>をつくり、<音>と結びつき、<ことば>になり、発せられるのか」ということの追究も重要ではないか、と考えるようになりました。そのような考えを、経験を通してわかりやすくまとめたのが、本書です。 「ことば」に関心を持つあらゆる方に読んでいただければ幸いです。 【目次】 プロローグ――失語症を通して言葉を考える 第1章 名前がわからなくなるふしぎ――健忘失語 第2章 発話できなくなるふしぎ――ブローカ失語 第3章 聞いた言葉が理解できなくなるふしぎ――ウェルニッケ失語 第4章 言い間違いのふしぎ――伝導失語 第5章 脳の右半球と左半球のふしぎ――空回りする言葉 エピローグ――言葉と心の問題を考えてきて
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言葉と脳と心 失語症とは何か
発売日:2011年01月18日
40年以上、さまざまな患者さんに接し、研究に携わるなかで、著者は、「人の<思い>が、どのように心の中で<像>をつくり、<音>と結びつき、<ことば>になり、発せられるのか」ということの追究も重要ではないか、と考えるようになりました。そのような考えを、経験を通してわかりやすくまとめたのが、本書です。「ことば」に関心を持つあらゆる方に読んでいただければ幸いです。 著者は、日本の失語症研究を1970年代から率いてきた第一人者です。 失語症による言語障害といっても、人によって実にさまざまな症状の表れ方があります。また、「この症状の場合は脳のここの部位が損傷をきたしている」ということまではおおよそわかっても、「では、なぜ、その損傷が言語機能に影響するのか?」ということについては、いまだ曖昧なままです。 40年以上、さまざまな患者さんに接し、研究に携わるなかで、著者は、「人の<思い>が、どのように心の中で<像>をつくり、<音>と結びつき、<ことば>になり、発せられるのか」ということの追究も重要ではないか、と考えるようになりました。そのような考えを、経験を通してわかりやすくまとめたのが、本書です。 「ことば」に関心を持つあらゆる方に読んでいただければ幸いです。 【目次】 プロローグ――失語症を通して言葉を考える 第1章 名前がわからなくなるふしぎ――健忘失語 第2章 発話できなくなるふしぎ――ブローカ失語 第3章 聞いた言葉が理解できなくなるふしぎ――ウェルニッケ失語 第4章 言い間違いのふしぎ――伝導失語 第5章 脳の右半球と左半球のふしぎ――空回りする言葉 エピローグ――言葉と心の問題を考えてきて