
電子あり
御書物同心日記
オショモツドウシンニッキ
マイページに作品情報をお届け!
珍本は権力が集めるもの。将軍家の御文庫は宝の山だった。 丈太郎は三男坊の厄介者だが、本の知識はひけをとらぬ。見込まれて、御書物方同心の跡継ぎとなった。新米同心が出あう事件を、江戸情緒豊かに綴る連作集。 この世に珍本というものがあり、その珍本を、だれよりも多く収集している者は、将軍家以外ない。……その蔵書を管理しているのが、御書物奉行であり、御書物方同心である。すなわち、このどちらかになれば、天下の稀本珍本を手に取って見、指で繰って読むことができる。奉行は、なろうとしてなれないが、同心なら世襲である。――(本文より)
TOPICS

最新刊情報
御書物同心日記
発売日:2002年12月13日
将軍家の蔵書を守れ! 新米同心の奮闘記。本の知識では誰にもひけをとらない丈太郎は、天下の稀本珍本が集められた将軍家の御文庫に勤める新米同心。その使命は一にも二にも本を大切に保管すること。個性豊かな先輩同心がそろう御文庫に、同じく新米同心として角一郎がやって来たときから、奇妙な事件が相次いだ――。江戸情緒あふれる連作集。(講談社文庫) 将軍家の蔵書を守れ! 新米同心の奮闘記。本の知識では誰にもひけをとらない丈太郎は、天下の稀本珍本が集められた将軍家の御文庫に勤める新米同心。その使命は一にも二にも本を大切に保管すること。個性豊かな先輩同心がそろう御文庫に、同じく新米同心として角一郎がやって来たときから、奇妙な事件が相次いだ――。江戸情緒あふれる連作集。