邪魅の雫
電子あり

邪魅の雫

ジャミノシズク

マイページに作品情報をお届け!

連続する毒殺事件にあの男は……? 「殺してやろう」「死のうかな」「殺したよ」「殺されて仕舞いました」「俺は人殺しなんだ」「死んだのか」「――自首してください」「死ねばお終いなのだ」「ひとごろしは報いを受けねばならない」 昭和28年夏。江戸川、大磯、平塚と連鎖するかのように毒殺死体が続々と。警察も手を拱(こまね)く中、ついにあの男が登場する!「邪(よこしま)なことをすると――死ぬよ」

TOPICS

分冊文庫版 邪魅の雫(下)
最新刊情報

分冊文庫版 邪魅の雫(下)

発売日:2009年06月12日

微梦(うすぐら)い廊下に。漆黒の影法師が現れた。 「君は――」 誰だ。 「世界を騙る者です」 影法師はそう、響き渡るような声で云った。 京極夏彦分冊文庫シリーズ 「私の世界は、小さなひと雫の漆黒に凝縮されてしまった」。終わることのない殺人の連鎖。蜃気楼のように浮かびあがっては消える犯人像、そして榎木津と事件の繋がりも見えずにいた。そんな状況下、京極堂は、自らの世界の終焉を悟った男と対峙する。滅びゆく世界を遺すために――。圧巻のクライマックス。

PUBLICATIONS

全6件