
照柿
テリガキカキ
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男と女が恋に落ち、嫉妬に狂う熱病のような夏。殺人は起った。 魂をゆさぶる現代の“罪と罰”書下ろし1400枚! 野田達夫、35歳。17年働き続けてきた平凡な人生に、何が起こったのか。達夫と逢引する女、佐野美保子はほんとうに亭主を刺したのか。美保子と出会った瞬間、一目惚れの地獄に落ちた刑事合田雄一郎はあてもなく街へさまよい出る。 照柿の色に染まった、男2人と女1人の魂の炉。
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最新刊情報
照柿(下)
発売日:2006年08月11日
『マークスの山』に続く 合田刑事第2幕 「こんな人生、もう嫌なの」 その瞳が、2人の男を狂わせる。 難航するホステス殺害事件で、合田雄一郎は一線を越えた捜査を進める。平凡な人生を17年送ってきた野田達夫だったが、容疑者として警察に追われる美保子を匿いつつ、不眠のまま熱処理工場で働き続ける。そして殺人は起こった。暑すぎた夏に、2人の男が辿り着く場所とは――。現代の「罪と罰」を全面改稿。