
真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
シンジュワンコウゲキソウタイチョウノカイソウフチダミツオジジョデン
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戦争と平和を 奇襲攻撃とキリスト教伝道を 人生を二度生きた男 ○真珠湾攻撃隊、360機を率いてハワイ上空からトラトラトラを打電した男 ○ミッドウェー海戦時、艦上で病に倒れ沈没する空母から九死に一生を得た男 ○海戦史上名高いレイテ湾突入作戦を、連合艦隊参謀として構想した男 ○航空参謀として原爆投下の前日まで広島に滞在し、7日に爆心地に入った男 ○敗戦に抵抗した厚木基地を解放し、そこにマッカーサーを出迎えた男 ○降伏調印式を戦艦「ミズーリ」号で、屈辱のうえに目撃した男 この男、淵田美津雄海軍大佐は終戦6年後、突然、キリスト教に回心し、 平和の伝道者として憎しみの連鎖を断つよう、アメリカで、日本で人々に訴えた。 日米合作映画『トラトラトラ』では、田村高廣が演じた日本海軍のヒーローが、 生前したためていた自叙伝を発掘! 真珠湾攻撃から66年目にあたる今年初公開する。 海軍でも名文家の誉れが高かった男の文章は、 臨場感あふれ読み応え十分。 かつ推薦の言葉を寄せてくださった保阪正康氏に、資料性も高いと言わしめた一冊です。
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真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
発売日:2010年11月12日
『永遠の0』百田尚樹氏激賞! 感動の書である。 戦争の持つ勇壮さと哀しみを知る戦士こそが、慈愛の真の意味を悟るのかもしれない。 海軍機動部隊の精鋭360機を率いハワイ奇襲作戦を陣頭指揮し、ミッドウェー海戦で重傷を負い、原爆投下直後の広島で被害調査に従事し、厚木基地にマッカーサーを迎え、ミズーリ号での降伏調印式に立ち会った淵田美津雄は、戦後キリスト教に回心し仇敵アメリカへ伝道の旅に出る。激動の時代を生き抜いた男の真実とは。 <オアフ平原を通して、真珠湾が見えて来た。「隊長、真珠湾が見えます」と松崎大尉は、息をはずませて報告して来た。「ウン、見える。松崎大尉、針を南に変えて、バーバース岬にもって行け」この指示を与えると、私は双眼鏡をとって真珠湾を注視した。いる、いる、三脚マスト、籠マストの戦艦どもである。私は1つ、2つ、3つ……と、目で追って胸で数える>――<本文より>