図南の翼 十二国記

図南の翼

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恭国は、先王が斃(たお)れてから27年。王を失くした国の治安は乱れ、災厄は続き、妖魔までが徘徊するほどに荒んでいた。 首都連檣(れんしょう)に住む珠晶は、豪商の父をもち、不自由のない生活と充分な教育を受けて育った。しかし、その暮らしぶりとは裏腹に、日ごとに混迷の様相を呈していく国を憂う少女(むすめ)は、王を選ぶ麒麟(きりん)に天意を諮(はか)るため、ついに蓬山(ほうざん)をめざす! 珠晶、12歳の決断「恭国(このくに)を統べるのは、あたししかいない!!」

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図南の翼 十二国記
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図南の翼 十二国記

発売日:2001年01月17日

王になるために、国を救うために、少女は蓬山を目指す。 大丈夫、あたしは運が強いんだもの。 12歳、珠晶の苛酷な旅の叙事詩!! 何不自由なく豪商の娘として育った少女・珠晶(しゅしょう)は先王の歿後、荒廃した恭国を憂い自ら王となるため蓬山(ほうざん)を目指す。侍女の衣を失敬し家を抜け出したものの騎獣をだましとられ、苦難の末に辿り着いた蓬山には自らを恃(たの)む人が溢れていた。だが、最後に麒麟が跪(ひざまず)いたのは……。十二国供王誕生への遠大なる旅の物語!!

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