
天主信長
マイページに作品情報をお届け!
天下人へ駆け上る信長が、豪壮な城を築いたのは安土だった。「天主閣」の高みから信長が描いた「天下」とは? 一向宗を殲滅し、武田騎馬軍を退け、北陸、中国へ。織田の天下は目前にして、誰よりも焦っていたのは信長自身だった。軍師・竹中半兵衛、黒田官兵衛、光秀、秀吉を集め、ひそかに語った信長の「天下」。そして、本能寺を舞台にそれを引き寄せるための驚くべき計画とは。安土城、本能寺の謎を大胆に解き明かす衝撃作! 信長の秘策、「安土城」にて発動! 文庫では二倍楽しめる!! 「信長」の<表> 「その手があったか!」歴史好きを驚愕させた大胆仮説。文庫化! 奇想の五層の天主閣、安土城を築城し、天下人目前だった信長は、本能寺で腹心光秀の裏切りに遭い、あえない最期を遂げた。「安土城」と「本能寺」――戦国最大の謎に、上田秀人が大胆仮説を引っさげ、挑んだ『天主信長』、待望の文庫化! 信長が用意した周到な計画、その驚くべき全貌とは!? 信長側から描く<表>版! ※本書は2010年8月に講談社創業100周年記念書き下ろし作品として刊行されたものです。文庫化にあたり書名に『<表>』を加えました。新たに講談社文庫に書き下ろされた『天主信長<裏> 天を望むなかれ』は、本作と対をなす作品です。
TOPICS

天主信長〈裏〉 天を望むなかれ
発売日:2013年08月09日
尾張の小名から天下人へ駆け上る男、信長。播磨の陪臣で、主の日和見に振りまわされてきた官兵衛。光秀や秀が吉を登用し、反逆を許さぬ苛烈さで勝ち上がる信長を、憧れと反発心とで官兵衛は遠くから見ていた。毛利になびく播磨で、いち早く秀吉の寄騎となり、軍師として頭角をあらわした官兵衛も、一度は裏切者の汚名を着せられた。官兵衛から見た信長とは、天下とは? 『天下信長』のアナザーストーリー。文庫では2冊楽しめる! 黒田官兵衛、「本能寺」に大勝負を賭ける! 文庫では二倍楽しめる!! 「官兵衛」の<裏> 信長の真意を見抜いた不屈の軍師。<裏>版を新たに書き下ろし! 天下人へと駆け上がる信長と己は何が違うのか。播磨の小領主の陪臣(ばいしん)として、くすぶっていた官兵衛。我が子を信長の人質に差し出し秀吉の傘下に入るも、荒木村重に囚われ、不遇は続く。本能寺の夜、信長が仕掛けた計略の真意をただ一人見抜いた男は大勝負をかけた! 黒田官兵衛側から描く<裏>版! ※本書は、『天主信長<表> 我こそ天下なり』と対をなす作品として、大きく趣向を変え、講談社文庫に新たに書き下ろされたものです。