
日本語誤用・慣用小辞典
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「おざなり」と「なおざり」はどう違うのか? 意外に気付かない言葉の落とし穴に「的を得た」指摘で「印籠を渡す」。豊富な実例から楽しく語る「汚名挽回」の一冊。 一姫二太郎――あるサラリーマンの奥さんが、御主人の上司の子供さんあてにクリスマス・プレゼントを送った。御主人はつねづね「部長のところは一姫二太郎だ」と言っていたので、奥さんは三人分送った。ところが御主人から「部長のところは子供はふたりなのに、なんで三人分送ったのだ」と叱られたという話がある。こういう行き違いが起こるので、この言い慣わしを使うときは気を付けなけれはならない。「一姫二太郎」というのは本来子供が生まれる順序の理想を言っているので、最初に女の子、二番目に男の子の順序が、その逆よりはよいということである。女の子は病気をしにくくて育てやすいので、母親はまず女の子で育児に慣れておけば、次に育てにくい男の子が生まれても大丈夫だということである。――本書より
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新編 日本語誤用・慣用小辞典
発売日:2010年01月19日
あなたの日本語、大丈夫? 今すぐチェック! 好評だった旧版(正・続)の内容を精選し新項目を加えて1冊に。豊富な実例を材料に正用・誤用を判別し原因を分析。誤用から日本語の仕組みや変容がわかる。(講談社現代新書) 「誤用は変化の波頭」豊富な実例 あなたの日本語、大丈夫? 今すぐチェック!好評だった旧版の内容を精選し新項目を加えて1冊に。 豊富な実例を材料に正用・誤用を判別し原因を分析。 誤用から日本語の仕組みや変容がわかる。