
脳梗塞の防ぎ方・治し方
ノウコウソクノフセギカタナオシカタ
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突然起こる脳梗塞。4・5時間以内の治療開始が生死を分ける。本書では、発症および再発の防ぎ方、適切な治療法から後遺症を残さないためのリハビリ法までをイラストでわかりやすく徹底解説。 〔本書の主なポイント〕 * 脳梗塞とは脳卒中のひとつで、脳の血管が詰まる病気 * 高血圧、糖尿病、不整脈、喫煙、脂質異常症が脳梗塞の五大リスク * 脳梗塞には「ラクナ梗塞」「アテローム血栓性梗塞」「心原性脳塞栓症」の 三つのタイプがある。すべてに関わるのは動脈硬化 * 「顔の片方がゆがむ」「片腕が上がらない」「ろれつが回らない」 という症状がひとつでもあれば迷わず医療機関へ * 発症後、すぐに行う「血栓溶解療法」と「血栓回収療法」 * 約半数は一〇年以内に再発。薬物療法と手術療法で再発を防ぐ * 脳梗塞の約七割には後遺症が残る。高次脳機能障害という見えにくい後遺 症も * リハビリで機能回復をめざす。生活習慣の改善こそが根本治療
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名医が答える! 脳梗塞 治療大全
発売日:2021年10月27日
【脳梗塞の防ぎ方・治し方をQ&Aで徹底解説!】 目の前で家族がいきなり倒れたり、激しい頭痛を訴えて苦しんでいたりしたら、だれでも重い病気だと察して救急車を呼ぶでしょう。 しかし、脳梗塞では、そのようなわかりやすい症状が出ないことが多いのです。なんか変だと思っても、様子をみているうちに手遅れになるという例が少なくありません。脳梗塞には、どのような症状があるのかを、本書でぜひ知っておくといいでしょう。 また、すでに発病して、この本を手にとっているという方も、けっしてあきらめないでください。後遺症があると不便でしょうが、生活を充実させることはできます。重要なのは再発させないこと。脳梗塞は再発が多い病気です。以前と同じ生活をしていると危険です。 本書では、病気の基礎知識をはじめ、新しく登場した薬や治療法など最新の情報も盛り込んで、「Q&A」の形式で、わかりやすく脳梗塞の防ぎ方、治し方を解説します。 【本書でとり上げる症状と病気】 《脳卒中》 ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症 塞栓源不明の脳塞栓症(ESUS)、無症候性脳梗塞(かくれ脳梗塞) 脳出血、くも膜下出血 《生活習慣病》 高血圧、糖尿病、脂質異常症 《心臓の病気》 不整脈、心房細動、心臓弁膜症 【本書の内容構成】 第1章 発症したら――4時間半以内の治療がカギ 第2章 原因としくみ――脳の血管が詰まり血流が途絶える 第3章 再発を防ぐには――急性期以降は薬と手術で治療 第4章 リハビリの進め方――入院中だけでなく退院後も 第5章 退院したら――生活習慣の改善こそが根本治療 【監修者プロフィール】 高木 誠(たかぎ・まこと) 東京都済生会中央病院名誉院長。1954年生まれ。1979年慶應義塾大学医学部卒業。長年にわたり東京都済生会中央病院脳神経内科にて診療に携わる。専門は脳神経内科、特に脳血管障害。一般市民向けの講演や、テレビ番組出演などを通じて、急性期治療の重要性について啓発を重ねている。編著書に『実践脳卒中ケア』、共著に『脳卒中ビジュアルテキスト』(ともに医学書院)、監修書に『脳梗塞はこうして防ぐ、治す』(講談社)、共監訳書に『メイヨー・クリニック 脳卒中ハンドブック』(メディカル・サイエンス・インターナショナル)などがある。