
発達障害の子を育てる本
ハッタツショウガイノコヲソダテルホン
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発達障害の子の生活・学習支援に、ケータイやパソコン、タブレットなどのツールが活用されはじめました。読み書きや記憶、集中などに困難のある子が、ツールを使うことで本来の力を発揮できるようになっています。本書は、それらの実例を参考にしながら、役立つツールとその活用法を多数紹介しています。家庭や学校にいまあるもの、手に入りやすいものを中心に掲載しました。家庭での管理の仕方、学校での導入の仕方、親と教師が相談しておきたいポイントも解説しています。今日からツールを活用して、子どもが楽しく生活・学習できる環境をつくりましょう! 【主な内容】 ●すぐに使えて簡単な「アルテク」を紹介します。「アルテク」とは? 本書をご覧ください。 ●読み書きが困難なら、ツールを活用して、別の方法で学んでみましょう。本来の力を発揮し、勉強への意欲をとり戻す子がたくさんいます。 ●ケータイ、パソコン、タブレットは、小学1年生から十分に使えます。読み書きが困難な子は小学3年生くらいになると、授業への苦手意識が明確になってくる場合も。それまでに使いはじめましょう! ●音声読み上げソフト、スキャナ、テキスト入力機器、音声入力ソフト、デジタルノート、ノイズキャンセリングヘッドホン、ボイスレコーダー、マッピングソフト、プレゼンテーションソフト、オンラインカレンダー、リマインダなどの機器・サービスの活用法を紹介。どんな子に向き、どんな注意点があるか、解説しています。 ●ケータイやパソコンなどのツールを使ったことで、生活が好転した事例も紹介。日本では希望の大学に進学できなかった人が、ツールを使いやすいアメリカに移って国家資格をとり、働いています。 ●よくある質問への回答も掲載しました。「ネット接続やゲームは問題にならないの?」「読み書きの力が落ちるのでは?」「特別扱いにはならない?」などの疑問点が気になる方は、ぜひ本書をお読みください。 ●支援ツールを導入する保護者、教師、支援者のみなさんに知っておいていただきたい考え方、「合理的配慮」も丁寧に説明しました。支援はどこまでするべきか、どこまでなら特別扱いにならないか。その基準がわかります。
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発達障害の子を育てる本 スマホ・タブレット活用編
発売日:2019年12月18日
ひと目でわかるイラスト図解 《講談社 健康ライブラリースペシャル》 【すぐに使えて、一生役立つ“支援ツール”の徹底活用法!】 「発達障害」の子どもたちは、読み書きや計算、会話などを苦手としています。それが学校生活への不適応につながってしまうことが多く、徐々に自信を失い、学ぶことに意欲をもてなくなっていき、ときには不登校につながることもあります。 そうなる前に、その子に合った学び方を考えましょう。一般的な学び方では才能をなかなか発揮できない子がスマホやタブレットなどのツールを使うことで、学びやすい環境を手に入れ、力を発揮できるようになることがあります。 まずは、家庭で子どもといっしょに使ってみましょう。小学校入学以降で、子どもの生活や学習に困りごとが増えたときに、勉強以外の身近なことから使い始めるとよいでしょう。 本書では、音声読み上げ、音声教材、ノートアプリ、計算支援、思考整理、予定管理などのすぐに使えるソフトやアプリの紹介をはじめ、家庭での適切な使い方、学校での導入の流れや「合理的配慮」、進級・進学先への「移行支援」についても事例をまじえてくわしく解説します。 子どもの生活や学習の困難に対して、家庭や学校で何ができるのか。保護者の方だけでなく、ツールの支援を検討されている先生方にも役立つ一冊です。 【スマホ・タブレットを活用して“学べる環境”を整えよう】 *文字や文章の読みづらさは音声読み上げ・音声教材を使う *文章の入力・画像の添付ができるノートアプリでノート代わりに *作文や発表の前にマッピングアプリで考えを整理する *書きとりが苦手なら、録音・撮影・音声入力で補う *予定の管理に使えるアプリやツールで忘れ物や遅刻を減らす *学校と「合理的配慮」を相談するときは *「ひとりだけ特別扱い」と指摘されたら 【本書の内容構成】 第1章 今日からテクノロジーを活用しよう! 第2章 なぜ発達障害の子に役立つのか 第3章 まずは家庭で使ってみよう! 第4章 授業やテストにも使っていこう! 第5章 進学先でも将来も、ずっと使い続けよう!