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物書同心居眠り紋蔵
モノカキドウシンイネムリモンゾウ
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人生の哀歓をつづる“窓ぎわ同心”捕物帳! 物書同心・藤木紋蔵は、勤務中に不慮の死を遂げた父にかわって、15の歳に南の御番所に採用された。勤めはじめて間もなくだった。御用部屋でこくりこくりとしはじめた。紋蔵は所構わず居眠りするという奇病の持ち主だった。そうとばれ、馘首(くび)になりかけた。親父は不慮の死を遂げている。馘首にするのはしのびない。されど外へ出すと世間に恥をさらす。というわけで、紋蔵は内勤の例繰方(れいくりかた)に配属された。以来およそ30年──。鬢(びん)に白いものが混ざりはじめたいまも、紋蔵は薄暗い例繰方の部屋に閉じ込められたきりだが、どういうわけか、次から次へと事件に巻き込まれていく。
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最新刊情報
物書同心居眠り紋蔵
発売日:1997年09月12日
南町奉行所で内勤30年。勤務中でも居眠りをする奇病を持つ藤木紋蔵。だが、奇病ゆえ、人生の真実が見える時がある。義父が下女に手を出し、妊娠させる騒動が起きた。義母は「男は穢らわしい」とご立腹だ。人間の欲深さを描く「浮気の後始末」ほか7編。“窓際族”同心が活躍する捕物帳! 「物書同心居眠り紋蔵」シリーズ第1弾。(講談社文庫) “窓ぎわ族”同心の捕物帳!連作時代小説。南町奉行所で内勤三十年。勤務中でも居眠りをしてしまう奇病を持つ藤木紋蔵。奇病ゆえ、人生の真実が見える時がある。運命の残酷さを描く「浮気の後始末」他7編