
裸でも生きる
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一歩踏み出す勇気がここにある! イジメ、非行……居場所がなかった青春。強くなりたいと入部したのは「男子柔道部」。そして偏差値40から3ヵ月で一流大学合格。大学を卒業し、本当の現場を見たいと渡ったアジア最貧国バングラデシュ。腐敗にまみれた国で見つけた眠る素材、出会う人々。やがてバッグ造りで起業を決意。数々の失敗、挫折、裏切りに遭いながらも歩みを続け、途上国発ブランド マザーハウスを軌道に乗せて各マスコミで最注目の女性の、明日へ向かう力に溢れたノンフィクション! 「途上国発のブランドを創る」。こんな突拍子もないアイデアを実現させるべく奮闘中の女性社長・山口絵理子さんの自伝エッセイです。 まだ20代半ばですが、ここまでの彼女の歩みは、まさにジェットコースターのように波瀾万丈。涙と笑いがぎっしり詰まっています。何度号泣するような絶望的な事態になっても、つねに前を向く生き方は、いまや多くの学生や若い社会人に感動を与えています。 小学校時代は陰湿なイジメにあい、校門をくぐれないような子供。その反動から中学で非行に走ります。しかしそこにも居場所がなく、偶然出会った柔道に打ち込みます。どうせなら強くなりたいと、進学した先は「男子」柔道部が強かった工業高校。何度も監督に直訴して入部し、地獄のような特訓を重ね、3年生のときに全日本女子柔道ジュニアオリンピックカップ-48kg以下級で7位に入賞します。 そこからまた一転、まだ自分にはできることがあるはずだと思った彼女は、ほとんどの生徒が就職する偏差値40の工業高校に在籍していたにもかかわらず、3ヵ月の猛勉強で慶應義塾大学総合政策学部に合格します。竹中平蔵ゼミで開発学という学問に出会い、発展途上国の経済成長理論を学び、途上国援助に目覚めます。 しかし、大学のインターン時代に夢かなって働くことになったワシントンの国際機関で、途上国援助と言いつつ誰一人途上国に行きたがらない現実に大きな矛盾を感じてしまいます。有名大学を出たエリートじゃ本当の援助なんてできない! いても立ってもいられなかった彼女は、「アジア」「最貧国」で検索して出てきた「バングラデシュ」に突然渡ります。 バングラデシュで彼女を待ち受けていたものは、開発学の教科書には載っていない、すさまじい腐敗と格差でした。役所に水道を通してもらう
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輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ
発売日:2016年12月07日
再びはじまる新しい途上国での挑戦。不格好な珍道中が教えてくれる夢の道の歩き方がここにある。起業から10年。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念とともに、日本、台湾、香港で28店舗を展開するまでになったマザーハウス。代表・山口絵理子が新しい挑戦の舞台に選んだ国はインドネシアとスリランカだった。村の職人たちのプライドを呼び覚まし、伝統工芸を世界に通用するジュエリーへと導く感動実話 再びはじまる 新しい途上国での挑戦。 不格好な珍道中が教えてくれる 夢の道の歩き方がここにある。 起業から10年。 「途上国から世界に通用するブランドをつくる」 という理念とともに、日本、台湾、香港で 28店舗を展開するまでになったマザーハウス。 代表・山口絵理子がバングラデシュ・ネパールに次ぐ 挑戦の舞台に選んだ国は、インドネシアとスリランカだった。 小さな村の職人たちのプライドを呼び覚まし、 土地に受け継がれる線細工の伝統工芸を 世界に通用するジュエリーへと導く姿を リアルに綴った感動実話。 <こんな方におすすめです> ◎新たな一歩を踏み出す勇気がほしい ◎自分の個性を活かした生き方がしたい ◎社会とつながる仕事がしたい <「裸でも生きる」とは?> 「途上国」という日本と全く異なる環境の中で、 マザーハウスを起業するまで、 そして起業後、時に涙しながらも様々な壁を乗り越えながら成長していく物語。 これまでのバングラデシュ編、ネパール編に続き、 今回綴られるのは、インドネシアとスリランカ。 ゼロからジュエリーを作りあげていく挑戦の物語です。