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眩暈
メマイ
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あれから12年。今、“新・占星術殺人事件”誕生! 「占星術殺人事件」を愛読する青年の異様な行動。彼が目撃する世界の終焉。荒涼たる光景。切断され、合成された後よみがえる両性具有者! あっ!と叫んでいた。あの部屋に、2つの死体があって、今ぼくを待っている。加鳥さんの死体がひとつ。そして、香織さんも、もう死んだだろう。だから、女の死体がひとつ、男の死体がひとつ。石岡和己の「占星術殺人事件」が実験できるじゃないか!香織さんがいつか言っていた。もし私が死んだら、アゾートの頭にしてねって。あの時は冗談でああ言ったのだけれど、でもとうとうその機会がやってきたじゃないか。ぼくは、わくわくしてしまった。――本文より
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眩暈
発売日:1995年10月04日
切断された男女が合成され、両性具有者となって甦る。窓の外には荒涼たる世界の終焉の光景が広がっているばかりだ。『占星術殺人事件』を愛読する青年が書き残した戦慄の日記が示すものは何か。醜悪な現実世界に奇想と驚天動地のトリックの矢を放つ。ミステリーの新たな飛翔を決定づけた傑作。 切断した男女が合成され両性具有者となって蘇る。窓の外には荒涼たる世界の終焉の光景が広がっているばかりだ。『占星術殺人事件』を愛読する青年が書きのこした戦慄の日記がさし示すものは何か。醜悪な現実世界に奇想の作者が驚天動地のトリックの矢を放つ。ミステリの新たな飛翔を決定づけた傑作。