
絲的メイソウ
イトテキメイソウ
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ああッ! 人生は、なんでジグザグにしか進まないんだ! あっちにぶつかり こっちにぶつかり 決してまっすぐには進まない 絲山秋子の偽らざる日々。珠玉???の初エッセイ集 「寝言は寝て言え」というのは、つまらないことを言われたときに返す私の常套句である。/禿げは素敵だ!/私は熱しやすく冷めやすい。それ以上に男を見る目がない。そりゃあ人間たるもの、たまには間違うこともある。/私は、大人になるまですき焼きの卵を2つ食べることを許してもらえなかった。中学生で酒を、高校生でタバコを堂々とやっていた私だが、すき焼きの卵2つはだめだった。/そういえば、子供の頃、親に「犬は死ぬと悲しいから飼っちゃだめ」と言われて「お母さんだって死ぬじゃない」と答えたことがある。/実は去年の暮れ頃から、ある変化が私に訪れた。まあ暇っちゃあ暇だったんだが、突然、結婚というものがしてみたくなったのである。/本当か嘘か知らないが、エアロスミスのギタリスト、ジョー・ペリーはブレイクした時に大金をどう使っていいかわからず家にネオンサインをつけてしまったと言う。無意味を通り越してこれは、かわいい。/酒飲みの掟「飲んだら酔え くだを巻くな 金を払え」――<本文より>
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絲的メイソウ
発売日:2009年09月15日
「中学生で酒を、高校生でタバコを堂々とやっていた私だが、すき焼きの卵2つはだめだった」。ああ、人生は、なんでジグザグにしか進まないんだ!あっちにぶつかりこっちにぶつかり、ときに迷走、そして瞑想。いつも本気で立ち寄り、本気で考えた毎日を、偽ることなくセキララに描いた、絲山秋子の初エッセイ集。(講談社文庫) 迷走、遁走、逆走、疾走 そして、メイソウ――初のエッセイ集! 人気作家の偽らざる日々 「中学生で酒を、高校生でタバコを堂々とやっていた私だが、すき焼きの卵2つはだめだった」。ああ、人生は、なんでジグザグにしか進まないんだ!あっちにぶつかりこっちにぶつかり、ときに迷走、そして瞑想。いつも本気で立ち寄り、本気で考えた毎日を、偽ることなくセキララに描いた、絲山秋子の初エッセイ集。