１０歳の放浪記

10歳のわたしは、ホームレスだった
児童文学作家・上條さなえ、渾身の自伝

昭和35年、父とふたり、池袋のドヤ街でその日暮らしをしていた著者を支えてくれたのは、街で出会った人たちだった。パチンコ屋のお兄さん、やくざのお兄さん、床屋のお姉さん……ふつうの人々がやさしかった時代を生きた、10歳の女の子の記録。

最新刊情報

１０歳の放浪記

発売日：2011年05月13日

NHK「わたしが子どもだったころ」で大反響！　１０歳のわたしはホームレスだったーーお父ちゃん、明日はご飯を食べられる？　昭和３５年、１０歳の著者は、父とともに、東京・池袋でホームレスとして暮らしていた。健気に生きる少女を支えてくれたのは、貧しくも心優しい人々だった。４０年以上も胸に秘めてきた、つらく悲しい記憶を辿る著者の心の旅。生きる人すべてを勇気づける、児童作家の壮絶な自叙伝。