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FUTON
フトンFUTON
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「滑稽で愛らしく、哀しくてセンチメンタルだ」 ――高橋源一郎氏絶賛の大型新人登場! 「『蒲団』?あの、変態の先生が女弟子のフトンに顔をうずめて泣く話?」 田山花袋「蒲団」の書き直しを図る中年アメリカ人と愛人の日系女子学生。 95歳の曾祖父の戦後史と現在。知的ユーモア溢れる書き下ろし長篇! 百年前に書かれた小説、田山花袋の『蒲団』が、現代の日本で『FUTON』として甦った。新たにアメリカからの登場人物も加えたこのニューヴァージョンは、花袋のオリジナルがそうであったように、滑稽で愛らしく、哀しくてセンチメンタルだ。そしてはじめて読むのに、なぜか懐かしい気がするのである。――(高橋源一郎)