アフターダーク
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真夜中から空が白むまでのあいだ、どこかでひっそりと深淵が口を開ける。 「風の歌を聴け」から25年、さらに新しい小説世界に向かう村上春樹書下ろし長編小説 マリはカウンターに置いてあった店の紙マッチを手に取り、ジャンパーのポケットに入れる。そしてスツールから降りる。溝をトレースするレコード針。気怠く、官能的なエリントンの音楽。真夜中の音楽だ。――(本文より)

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アフターダーク
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アフターダーク

発売日:2006年09月15日

真夜中から空が白むまでのあいだ、どこかでひっそりと深淵が口を開ける。 時計の針が深夜零時を指すほんの少し前、都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた。フード付きパーカにブルージーンズという姿の彼女のもとに、ひとりの男性が近づいて声をかける。そして、同じ時刻、ある視線が、もう1人の若い女性をとらえる――。新しい小説世界に向かう、村上春樹の長編。

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