アフリカの瞳
電子あり

アフリカの瞳

アフリカノヒトミ

マイページに作品情報をお届け!

いまわれわれに生命の重さを問う衝撃作。 国民の10人に1人がHIVに感染。毎日200人の赤ん坊が、HIVに感染したまま生まれてくる国。ここではエイズという絶望すら、白人資本に狙われる。 著者渾身の書下ろし長編小説! 世界のHIV感染者6500万人、その3分の2がアフリカに集中するエイズの現実を真っ向から見据え、それでも希望を求め続ける日本人医師の闘いを描いた、衝撃と感動の長編小説。 「あんた、こんな所に来てもらって」か細い声が答える。診察しようとして作田が驚いたのは、痩せて肋骨の浮き出ている胸でも、ハンガーのように細くなった腕でもなかった。腹のところに赤ん坊が横になっていたからだ。母親に劣らず痩せて、泣く力もなく、時々魚が水面でするように口をパクつかせた――(本文より)

TOPICS

アフリカの瞳
最新刊情報

アフリカの瞳

発売日:2007年07月13日

10人に1人がHIVに感染している国南アフリカ。かつて白人極右組織による黒人抹殺の陰謀を打ち砕いた日本人医師・作田信はいま、新たな敵エイズと戦っていた。民主化後も貧しい人々は満足な治療も受けられず、欧米の製薬会社による新薬開発の人体実験場と化していたのだ。命の重さを問う感動の長編小説。 エイズと戦う日本人医師の苦闘と新たなる希望! 名作『アフリカの蹄』の続編、待望の文庫化 10人に1人がHIVに感染している国南アフリカ。かつて白人極右組織による黒人抹殺の陰謀を打ち砕いた日本人医師・作田信はいま、新たな敵エイズと戦っていた。民主化後も貧しい人々は満足な治療も受けられず、欧米の製薬会社による新薬開発の人体実験場と化していたのだ。命の重さを問う感動の長編小説。

PUBLICATIONS

全2件