
ヴァイブレータ
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さわりたい……あたしは溶けだすように泣いた。 多くの評論家を唸らせた圧倒的な才能の開花 精神のバランスを辛うじて保っている女の差し迫った切実感を、意識の流れを過剰なまでに再現した高密度な文体で描き切った、三島賞候補作家の瞠目すべき才能!! この作品を本にする過程で、ある女性に「どうして私のことがここに書かれているんだろうと思った」と言われて死ぬほどうれしかった。テーマはと訊かれても、いつも上手に説明できなくてもどかしいが、説明できたら小説書かない気がする。この本を見て、何か少しでも感じるなら、読んでみてください。あなたがいくつであっても男でも女でも、きっとあなたのことが書いてあるから。――(著者)
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ヴァイブレータ 新装版
発売日:2013年02月15日
ウァイブレータ――振動するもの。あたしの中身は震えつづけている。アルコールと食べ吐きで辛うじて自分を支えているライターのあたしは、コンビニで知り合った男のトラックに乗りこみ、航路の道連れとなる。肌の温もりとセックス、重ね合う言葉。四日間の「旅」を描く、痛いほどに切実な、再生の物語。『東京プリズン』で母と娘の物語を完成させた赤坂真理の代表作。映画も多くの賞を受賞。(講談社文庫) 「この本を見て、何か少しでも感じるなら、読んでみてください。きっとあなたのことが書いてあるから」 ウァイブレータ――振動するもの。あたしの中身は震えつづけている。アルコールと食べ吐きで辛うじて自分を支えているライターのあたしは、コンビニで知り合った男のトラックに乗りこみ、航路の道連れとなる。肌の温もりとセックス、重ね合う言葉。四日間の「旅」を描く、痛いほどに切実な、再生の物語。 寺島しのぶ、大森南朋主演で映画化され、数々の映画賞を受賞 『東京プリズン』で母と娘の集大成を完成させた赤坂真理の代表作。 解説:高橋源一郎、寺島しのぶ