おしゃべり怪談
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おしゃべり怪談

オ"シャベリカイダン

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いつもは見えない心のほころびに、そっと触れる短篇小説集 私は今日900個くらい嫌なことがありました 退屈ですか?怖いですか?案外愉快ですか?ラブリーかもしれないけど少し切ないような気もします――ふだんは見えない心の綻びをリリカルに描く大型新人登場。 ●藤野千夜の主人公たちは女の子のダンディズムを感じさせる。電話での長話みたいに何でもいっちゃう小説が多いなか、彼女の作品は、留守番電話に吹き込まれたメッセージのように、端的で、すがすがしい――斎藤美奈子氏 ●藤野千夜の「ラブリープラネット」は楽しめた。この作品は世間が障害や歪みとしかとらえない存在を、苦笑や哄笑とともに受け入れて、そこに揺れ動くナイーブな神経を温かく慈しんでいる。いうなれば秩序が崩壊したその先から、戻ってきた目線で描いている。おどろおどろしさではなく、優しさによって性のアンバランスがすくい取られているところにこの作家の一種の未来性を感じる――清水良典氏

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おしゃべり怪談
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おしゃべり怪談

発売日:2001年12月14日

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