おんな飛脚人
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おんな飛脚人

オンナヒキャクニン

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江戸庶民の人情とほのかな恋。心温まる初の長編時代小説。 大江戸に娘飛脚はただ1人。走れば爽やかな風を呼ぶ。 「今日はなんという吉日だろう。いっぺんに2人も奉公してくれるなんて。しかもさ、韋駄天の化身のような2人じゃないかね」「おまけに名前が十六屋にふさわしいですよ」「十六夜の月にちなんで、円(まる)いのまどかに」とおかみさん。「清く澄んだ清太郎です」本人が名乗った。これも縁というものだろうね」おかみさんが目を細めた。――(本文より)

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おんな飛脚人
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おんな飛脚人

発売日:2001年08月10日

めっぽう足が速い韋駄天まどかと清太郎は、偶然同じ日に、飛脚問屋「十六屋」で働きはじめた。風のように走る江戸の町々で起こる、手紙にまつわる人情話、不思議な出来事、捕物帳。やがて、若い二人それぞれの、過去と胸に秘めた思いが、明かされてゆく。江戸庶民の生活と人情、そして、ほのかな恋を爽やかに描く、心あたたまる長編時代小説。庶民の人情と夢のせて、娘飛脚が大江戸をはしる!

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