
クラシック魔の遊戯あるいは標題音楽の現象学
クラシックマノユウギアルイハヒョウダイオンガクノゲンショウガク
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本書は、さまざまな演奏者・指揮者によるCD(レコード)を徹底的に聴き比べます。対象となるのは厳選された四曲。聴き比べの目的は、名盤を選び出すことでも、演奏者・指揮者の優劣をつけることでもない。あえて、印象批評を前面に押し出し、同じ曲を徹底的に聴き続けることで、その曲のもっている「本質」をあぶり出すことを目指しています。異色のクラシック音楽論であり、音楽とは何かを問い直す。 著者は、複製技術時代ならではの禁断の遊びに足を踏み入れます。禁断の遊びとは、ある曲のさまざまな演奏者・指揮者によるCD(レコード)を徹底的に聴き比べて、それに対して批評を加えるということです。 取り上げられる四曲はいずれも有名なものばかり。ヴィヴァルディ『四季』《春》、スメタナ『我が祖国』《モルダウ》、ベルリオーズ『幻想交響曲』、ムソルグスキー『展覧会の絵』がその対象となります。しかし、聴き比べとは言っても、名盤を選び出すわけではありません。演奏者・指揮者の優劣をつけることも目指しません。 あえて、印象批評を前面に押し出し、同じ曲を徹底的に聴き続けることで、その曲のもっている「本質」をあぶり出すことを目標にしています。 異色のクラシック音楽論です。 【目次】 プロローグ 第一曲 ヴィヴァルディ『四季』《春》 演奏家のエゴの痕跡 『四季』とは何か 大指揮者は大きな城を建てたがる 女性演奏家は自分の部屋に閉じ込もる 「バロックの専門家」登場 古楽で切り開く 古楽で遊ぶ 大家の悠々 鬼才の突進 第二曲 ベドルジフ・スメタナ『わが祖国』《モルダウ》 内容を再現したがらない指揮者たちの反抗 《モルダウ》とは何か 「本場」指揮者たちの演奏史 脱チェコの《モルダウ》 旧東側の《モルダウ》 世界各地の《モルダウ》 第三曲 ベルリオーズ『幻想交響曲』 自我の中で展開する私小説
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クラシック魔の遊戯あるいは標題音楽の現象学
発売日:2014年02月11日
本書は、さまざまな演奏者・指揮者によるCD(レコード)を徹底的に聴き比べます。対象となるのは厳選された四曲。聴き比べの目的は、名盤を選び出すことでも、演奏者・指揮者の優劣をつけることでもない。あえて、印象批評を前面に押し出し、同じ曲を徹底的に聴き続けることで、その曲のもっている「本質」をあぶり出すことを目指しています。異色のクラシック音楽論であり、音楽とは何かを問い直す。 著者は、複製技術時代ならではの禁断の遊びに足を踏み入れます。禁断の遊びとは、ある曲のさまざまな演奏者・指揮者によるCD(レコード)を徹底的に聴き比べて、それに対して批評を加えるということです。 取り上げられる四曲はいずれも有名なものばかり。ヴィヴァルディ『四季』《春》、スメタナ『我が祖国』《モルダウ》、ベルリオーズ『幻想交響曲』、ムソルグスキー『展覧会の絵』がその対象となります。しかし、聴き比べとは言っても、名盤を選び出すわけではありません。演奏者・指揮者の優劣をつけることも目指しません。 あえて、印象批評を前面に押し出し、同じ曲を徹底的に聴き続けることで、その曲のもっている「本質」をあぶり出すことを目標にしています。 異色のクラシック音楽論です。 【目次】 プロローグ 第一曲 ヴィヴァルディ『四季』《春》 演奏家のエゴの痕跡 『四季』とは何か 大指揮者は大きな城を建てたがる 女性演奏家は自分の部屋に閉じ込もる 「バロックの専門家」登場 古楽で切り開く 古楽で遊ぶ 大家の悠々 鬼才の突進 第二曲 ベドルジフ・スメタナ『わが祖国』《モルダウ》 内容を再現したがらない指揮者たちの反抗 《モルダウ》とは何か 「本場」指揮者たちの演奏史 脱チェコの《モルダウ》 旧東側の《モルダウ》 世界各地の《モルダウ》 第三曲 ベルリオーズ『幻想交響曲』 自我の中で展開する私小説