ここに地終わり海始まる(上)
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ここに地終わり 海始まる

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志穂子、24歳。 6歳のときから療養生活をつづける。志穂子の元に舞い込んだ、たった1枚の絵葉書(ラブレター)が、彼女に奇蹟をもたらした……。爽やかな感動を呼ぶ、恋愛長篇! 6歳から18年間、北軽井沢の結核療養所で過ごした志穂子は、あす、24歳を迎えるという日、生まれて初めてひとりで電車に乗った。それは、志穂子の病状に奇蹟をもたらすきっかけとなった、絵葉書の差出人である梶井克哉に会うためだった。 しかし、志穂子は、その人物に、まったく心当たりがないのだった。──そんなひとが、なぜ私に絵葉書などくれたのだろう?……

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新装版 ここに地終わり 海始まる(下)
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新装版 ここに地終わり 海始まる(下)

発売日:2008年05月15日

志穂子は、親身になってくれたダテコや尾辻玄市のおかげで梶井克哉と会えたものの、絵葉書の宛名が間違っていたことを知ってしまう。しかし、人と交わる暮らしを始めたばかりの志穂子に運命のいたずらが授けた力は、思い屈するすべての人に真っ直ぐ生きる勇気を与え、自らを「恋」の奔流へと導いていく。

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