
バンギャル ア ゴーゴー
バンギャル ア ゴーゴー
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大槻ケンヂ氏、リリー・フランキー氏、田口ランディ氏、激賞! 女の子青春文学の金字塔 疾走する青春!引き裂かれる心! 物語は、人の輝きの究極へと進む! ヴィジュアル系バンドに魂を奪われ、追っかけの世界に入った北海道の中学生・えり、ノリコ、ユキ。音楽(ロック)は少女たちに、学校とは違う「もう1つの世界」を見せてくれた。親や学校との軋轢、思春期のとまどい、恋、そしてセックス――。90年代・バンドの世界を舞台に傷つき、それでも夢中に生きる3人の少女の成長を描き出した、自伝的「ガールズ・ノヴェル」。渾身の書き下ろし大作、ついに登場! バンギャル【Bangal】 ヴィジュアル系バンドが好きな女子。生活の何よりも好きなバンドを優先させる人種。バンドギャルの略。バンギャと略す呼び方も。 アッ!!つ、ついに書いてしまったか! 多くのロックミュージシャンが、できればなかったことにして、葬り去ろうとしているあの時代の、ロックの裏側を、秘密を、かつてのおっかけ少女が全て書いちまった。しかも、痛い、切ない、熱い青春物語りとして。やばいよこれ。――大槻ケンヂ なにかに、夢中になっている女の人のことを「女の子」というのかもしれない。――リリー・フランキー 勇気100倍もらいました!女の子パワー炸裂の超青春文学です。若さはバカさだ、バカさはチカラだ。追っかけろ娘たち、大人になっても遊び続けろ。――田口ランディ
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バンギャル ア ゴーゴー(3)
発売日:2009年08月12日
親の反対を押し切って高校を中退したえりは、東京で一人暮らしを始める。ノリコもユキも上京するが、「ヴィジュアル系バンドが好き」なだけの少女たちに東京はあまりにも厳しい。そんなとき、彼女たちの心を揺さぶる衝撃の出来事が・・・。少女たちの成長を描いた「ガールズ・ノヴェル」、渾身の大作、遂に完結! (講談社文庫) あの頃、同じ「夢」を見ていた少女たちへ。 なにかに、夢中になっている女の人のことを「女の子」というのかもしれない。――(リリー・フランキー) 「私さ、中学ん時とか、イジメられてたんだ。そんで、ちょうどその頃、ZEXがデビューしたくらいでさ、それでZEXの曲聴いて、(中略)ものすごくハマって、学校とか家とかクソみたいに面白くなくてくだらないけど、ZEXがいるってだけで、このくだらない世界も少しは生きる価値あるかなって、(中略)ホント、ZEXのおかげで死なずにいられたんだ・・・」。ユキが頬杖をついたまま、ビールの缶を弄びながら言った。ユキのその告白に、心臓がドキドキした。私もだよ。私もまったく同じだよ。喉元まで出かかった言葉が、口にしてしまうと涙が出そうで吐き出してしまうことができない。――(本文より) 親の反対を押し切って高校を中退したえりは、東京で一人暮らしを始める。ノリコもユキも上京するが、「ヴィジュアル系バンドが好き」なだけの少女たちに東京はあまりにも厳しい。そんなとき、彼女たちの心を揺さぶる衝撃の出来事が・・・。少女たちの成長を描いた「ガールズ・ノヴェル」、渾身の大作、遂に完結! ※この作品は、2006年10月に小社より刊行された『バンギャル ア ゴーゴー』(上・下)を3分冊としたものです。