
ヘヴン
ヘヴン
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衝撃的感動!芥川賞受賞後初の傑作長篇。 「苛められ暴力を受け、なぜ僕はそれに従うことしかできないのか」頬を濡らすあてのない涙。14歳の苛めを正面から描き、生の意味を問う、哀しくも美しい物語。
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ヘヴン
発売日:2012年05月15日
2022年「ブッカー国際賞」最終候補作! かつて見たことのない世界が待ち受ける。 芸術選奨文部科学大臣新人賞・紫式部文学賞 ダブル受賞 <わたしたちは仲間です>――十四歳のある日、同級生からの苛めに耐える<僕>は、差出人不明の手紙を受け取る。苛められる者同士が育んだ密やかで無垢な関係はしかし、奇妙に変容していく。葛藤の末に選んだ世界で、僕が見たものとは。善悪や強弱といった価値観の根源を問い、圧倒的な反響を得た著者の新境地。 ◆ニューヨーク・タイムズ " ……この小説の不協和音は息を呑むようなラストの完璧なビジョンになり、それは意味、美しさ、そして人生を肯定する根拠になる。川上のような複雑な作家による、稀にみるこの、深遠でありながら満ち足りた物語の終わらせかた。彼女の作品を読むと、彼女が何も恐れない作家だということがわかる " ◆ロンドン・レビュー・オブ・ブックス " 川上は、抽象的でとても大きな問題を奇妙なほど直接的で個別の問題であるようにひとつの皿の上に提示して見せる " ◆フィナンシャルタイムズ " ……終盤、読者はその直感的な細部と哲学的な複雑さに眩暈がするほど夢中になり、そして到来するツイスト、それは予想不能の奇妙な力であなたを襲う " ◆インディペンデント "『ヘヴン』を読むと、まるで美しくも残酷な10代の少年が自分の胸に座っているような気持ちになる" ◆オプラ・デイリー " 昨年、賞賛を浴びた『夏物語』の著者による思春期の呪われた洞窟を舞台にした痛烈なオデッセイ "
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お知らせ
米・TIME誌が選ぶ2021年の必読書100冊に『ヘヴン』の英訳版『Heaven』が選ばれました。