
隠し絵の囚人
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MWA賞最優秀賞受賞作![ペーパーバック部門] 亡くなったはずの伯父が36年ぶりに現れた。 第二次世界大戦とピカソ・コレクションに人生を狂わされた伯父の過去とは? ゴダード渾身、ファン待望。復讐と贖罪の美術ミステリ 一九七六年春。職を辞して実家に戻ったスティーヴンは亡くなったはずの伯父が生きていたことを知る。三十六年間アイルランドの監獄に収監されていたらしい。投獄の理由を口にしない伯父のもとに、ある日ロンドンの弁護士から奇妙な依頼が届く。実業家所蔵のピカソが盗品である証拠を見つけてほしいという。 「一気読みするのはもったいない。ゴダードの小説はそんな良作揃いだ。」――スティーヴン・キング 「欺く語りと複雑な筋立て。その点でゴダードに並ぶ作家はいない。」――デイリー・メール 「ゴダードは、二重三重の裏切りを仕掛ける達人だ。」――シアトル・タイムズ
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最新刊情報
隠し絵の囚人(下)
発売日:2013年03月15日
伯父が語り始めたのは、勢力を増すナチスがベルギーに侵攻しようとしていた一九四〇年夏の出来事。ユダヤ人のダイヤモンド商の頼みでアントワープからロンドンにピカソ・コレクションを届けた伯父は、アイルランドをめぐる英仏独の政治的駆け引きに否応なく巻き込まれていく。MWA賞受賞の傑作ミステリ。