炎の経営者(上)
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炎の経営者

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山陽線下り急行「筑紫」の2等車で、一中小企業「日本触媒化学工業」社長の八谷泰造は、当時富士製鉄社長だった永野重雄に面会を申し込んだ。終戦直後の金で3千万円の株を、持ってもらいたいというのである――。無水フタール酸の製造から石油化学全般に命を懸けたロマン溢れる男の人生長編ドラマ。(講談社文庫) 石油化学の発展に全生涯を賭けた男のドラマ。戦後の荒廃の中、一中小企業にすぎなかった日本触媒工業の社長八谷泰造は、富士製鉄社長だった永野重雄に会い、資金援助を頼むため単身急行「筑紫」に乗り込んだ。

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炎の経営者(下)
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炎の経営者(下)

発売日:1989年06月08日

大阪の場末にあたる桃谷の裏長屋の2階に研究室というにはあまりにもみじめな仕事場で、たったひとりで硫酸触媒の研究にとりくみはじめて20年余、八谷泰造の日本触媒工業は近代的石油化学工場としての偉容を川崎の地にあらわした。「人生劇場」をこよなく愛した経営者の、炎と燃えた生と死と描く。(講談社文庫) ビジネスマン必読、感動の企業長編ドラマ。無水フタール酸からエチレンホキサイド、エチレングリコールの製造、そして総合石油化学への道をひた走る八谷泰造。だが、糖尿病の発作が彼の行く手をはばんだ。

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