
架空取引
カクウトリヒキ
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これこそまさに男の読むべき小説である この詐欺は8年前にはめられた事件とそっくりだ――。九州から呼び戻された中年男が、不良債権にあえぐノンバンクに潜む罠に挑む。 現代の勇者とは?大型新人の書下ろしビジネス・サスペンス 現代の勇者の物語 男が男を験(ため)される場は絶海や荒野に、あるいは汚れた街にだけあるわけではない。職場や家庭もまた男の戦場である。むしろそうした身近な戦場でこそ、男の真価は験されるだろう。 大銀行傘下のリース会社を舞台に、1度は敗れた男の自己再生と企業悪への孤独な挑戦を描いた本書は、現代人にとって真の勇気とは何かを教えてくれる。正確で美しい文体とリアルで魅力的な登場人物、これこそまさに男の読むべき小説である。――郷原宏(文芸評論家)
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架空取引
発売日:2000年12月08日
企業悪と対決する男の運命 不良債権に絡む巨悪の正体を追う経済サスペンス小説。 銀行系リース会社に勤める中年管理職の甲斐(かい)は、左遷の身だったが、8年ぶりに審査部長として呼び戻される。さっそく審査に乗りだすと、目にあまる不良債権、おかしな伝票、迂回取引の実態が浮かびあがる。会社を覆うどす黒い影の正体とは?一度は敗れた男が再生を賭け、企業悪と対決する経済サスペンス。