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楽昌珠
ラクショウジュ
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白昼夢――目覚めた先は、唐朝の政争のただ中。 夢かうつつか、まぼろしか……。桃林で再会した幼なじみ3人が、眠りに誘われ迷い込んだのは、30年に亘る激動の渦の中。 中国・唐代、二郎・七娘・小妹の幼なじみ3人は、桃林で10年ぶりに再会した。――ふと気づくと、二郎は36歳で、混乱の宮中にあり、清風(七娘)という少女を引き取っていた。それから11年後、洛陽に左遷された二郎は、11歳の小妹を養女としていた。七娘は娘子軍武術師範の女丈夫で、ともに権力争いに巻き込まれていた。さらに10年が過ぎた。清風・弄玉(小妹)・応祥(二郎)はようやく巡りあい、危機からの脱出を決意する。壮大なスケールで展開する中国時代小説。