肝、焼ける
電子あり

肝、焼ける

キモヤケル

マイページに作品情報をお届け!

第72回小説現代新人賞受賞作 31歳になった。遠距離恋愛中の彼は何も言ってくれない。 30代独身女性の「じれったい気持ち」を軽妙に、鮮烈に描く受賞作を含む短編5作を収録 文句なし。この作者は、ある種の男性から敬遠され、ある種の女性から熱烈に愛される小説を書いて行く人だと思う。――選考委員 山田詠美氏絶賛!! 「あー、そりゃキモ、焼けるわ」 歳下で遠距離恋愛中の彼氏に会うために、こっそり訪れた稚内。地元の人たちの不思議なパワーのおかげで、もやもやした気持ちが変化していく。「肝、焼ける」――激しいじれったさを表す方言が、真穂子を新たなステップに駆り立てた!? 選考委員、満場一致の受賞!期待の新人作家、鮮烈デビュー! 銭湯や寿司屋の場面にリアリティがあり、この作者の観察眼の鋭さを感じさせる。文章も、独特のリズムがあっておもしろい。――逢坂剛氏 これだけの軽みと描写の積み重ねで、歳下の男に心を寄せる、女の苛立ちや焦りのようなものを表現できたのは、感心するほどの力量である。――北方謙三氏 情景描写と会話だけでこれだけ登場人物の気配や息づかいまでをうまく表現できるのはたいした才能だと思う。――椎名誠氏

TOPICS

肝、焼ける
最新刊情報

肝、焼ける

発売日:2009年05月15日

31歳になった。遠距離恋愛中、年下の彼は何も言ってくれない。不安を募らせて、彼の住む町・稚内をこっそり訪れた真穂子は、地元の人たちの不思議なパワーを浴びて、なにやら気持ちが固まっていく――。30代独身女性のキモ焼ける(じれったい)心情を、軽妙に描いた小説現代新人賞受賞作を含む、著者の原点、全5編。 吉川英治文学新人賞(『田村はまだか』)受賞作家の原点。31歳になった。遠距離恋愛中、年下の彼は何も言ってくれない。不安を募らせて、彼の住む町・稚内をこっそり訪れた真穂子は、地元の人たちの不思議なパワーを浴びて、なにやら気持ちが固まっていく――。30代独身女性のキモ焼ける(じれったい)心情を、軽妙に描いた小説現代新人賞受賞作を含む、著者の原点、全5編。

PUBLICATIONS

全2件