
奇跡のピアニスト 辻井伸行の秘密
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生まれたときから光のない世界にいながら、音楽への非凡なセンスを示し、ピアノの才能をのびのびと開花させてきた辻井伸行さん。特別な天才のように見える彼も、お母さんが“炎のレッスン”と呼ぶように、毎日何時間もピアノに触れることで、わたしたちに美しい音色を届けています。伸行さんを小学校5年生のときから知る著者が、輝く才能が生まれた秘密を、ときあかします。 ピアノがぼくを助けてくれた 生まれたときから光のない世界で、人と心をかよわす方法をピアノに見いだした辻井伸行君。聴く人すべての心をゆさぶる、奇跡の音色の秘密にせまります。 全盲で生まれた辻井伸行君は、0歳で有名ピアニストの音色を聴きわけ、2歳で『ジングル・ベル』を伴奏する神童でした。その後も、小6でコンサートを成功させ、高2でショパン・コンクールに挑戦、と快進撃は続きます。そして20歳のとき。ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで手にした優勝――。痛快なまでの天才ぶりと、ピアノで人とつながっていく姿を描き、奇跡の音色の秘密をときあかします。 ※小学上級から
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ピアノはともだち 奇跡のピアニスト 辻井伸行の秘密
発売日:2016年07月07日
世界中で、その演奏と人柄が愛されているピアニスト辻井伸行。幼いころから天才といわれ続けてきましたが、ここへ至る道は、けして平坦なものではありませんでした。 視覚障害をもつ息子に最善の道をと心をくだく明るい母。一人でも生きていけるようにと厳しく接する父。彼の演奏に魅了され、その才能を自由にのばそうと尽力した恩師。同じ音楽の道を進もうとする友人たちや、コンクールの審査員、そして、コンサートの聴衆--。 さまざまな人たちが、辻井伸行その人の魅力のとりこになり、また、そのピアノの音色に心うたれ、そのことがまた彼の活躍の舞台を広げていきます。 生後8カ月で、スタニスラフ・ブーニンが演奏するショパンと、ほかの演奏家のショパンとを聞き分けることができたという辻井伸行。 その強さ、明るさの秘密は、生まれ落ちたときからの、音楽に対する強い愛にあったのです。 *2001年に児童図書出版から刊行され、課題図書にもなった同名の単行本の、待望の青い鳥文庫化 <ノンフィクション 小学中級から すべての漢字にふりがなつき>