空を見上げる古い歌を口ずさむ
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空を見上げる古い歌を口ずさむ

ソラヲミアゲルフルイウタヲクチズサム

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メフィスト賞に異変!! 第29回受賞作! 1970年代、カタカナの町で暮らしていた少年は、ある日突然、他人の顔が”のっぺらぼう”に見えるようになった。 ノスタルジックな世界観に貫かれた新ミステリ。第29回メフィスト賞受賞作。 「みんなの顔が<のっぺらぼう>に見えるっていうの。誰が誰なのかもわからなくなったって……」 兄さんに、会わなきゃ。20年前に、兄が言ったんだ。姿を消す前に。 「いつかお前の周りで、誰かが<のっぺらぼう>を見るようになったら呼んで欲しい」と。 「心のどこかで知っていた場所がここにあった。ずっと会いたかった人たちも、ここにいる」――(作家)恩田陸氏

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空を見上げる古い歌を口ずさむ
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空を見上げる古い歌を口ずさむ

発売日:2007年05月15日

20年前、兄が言ったんだ。「誰かが<のっぺらぼう>を見るようになったら呼んでほしい――」。みんなの顔が<のっぺらぼう>に見える――。息子がそう言ったとき、僕は20年前に姿を消した兄に連絡を取った。家族みんなで暮らした懐かしいパルプ町。桜咲く<サクラバ>や六角交番、タンカス山など、あの町で起こった不思議な事件の真相を兄が語り始める。懐かしさがこみ上げるメフィスト賞受賞作。(講談社文庫) 20年前、兄が言ったんだ 「誰かが<のっぺらぼう>を見るようになったら呼んでほしい――」 みんなの顔が〈のっぺらぼう〉に見える――。息子がそう言ったとき、僕は20年前に姿を消した兄に連絡を取った。家族みんなで暮らした懐かしいパルプ町。桜咲く〈サクラバ〉や六角交番、タンカス山など、あの町で起こった不思議な事件の真相を兄が語り始める。懐かしさがこみ上げるメフィスト賞受賞作!

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