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迎え火の山
ムカエビノヤマ
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骨太の書き下ろし傑作エンターテインメント! 鬼気迫る、新田次郎賞作家の新境地。 死を覗く女あり。 東北の地、谷間の小村。魅惑の村おこしプランは、古(いにしえ)の採燈祭(さいとうさい)を復活させた。忍び寄る何物かの群。生と死の臨界は、驚愕と戦慄の真実によって破られる! 出羽三山の一峰、月山の頂に“迎え火”がともる。盆供養の祭りを古来より伝わる方式によって復活させた村人たちに、姿なき「魔」の手がのびる。生と死の臨界を破る戦慄の真実。死の裏側を語る女の正体とは? 異世界が現実を侵す時、もはや恐怖は存在しない……
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最新刊情報
迎え火の山
発売日:2004年08月10日
生と死の臨界に迫る傑作伝奇ミステリー。旧盆の十三夜、出羽三山の霊峰月山(がっさん)の頂から麓に連なる迎え火。即身仏(ミイラ)取材で帰省した工藤の友人正志は、古来の採燈祭(さいとうさい)復活に奔走していた。だが工藤の父親に続き、正志も闇の中で襲撃される。もう1人の同級生由香は工藤に、鬼から村を守ってきた一族だと明かし、「祭を止めて。ソ乱鬼(そらんき)が降りてくる」と告げた。(講談社文庫)