
古代日本の超技術
コダイニホンノチョウギジュツ
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現代のハイテクを知り尽くす半導体研究者が自ら体験・実験して見抜いた、古代日本が誇る、自然を活かしきった匠の技のすべて。東京スカイツリーの制振装置にも使われた、「倒れない五重塔」の秘密。驚異の湿度調整能力で家屋を守る古代瓦。名刀「正宗」の切れ味は、半導体顔負けの多層構造がカギだった! 奈良の大仏の古代銅や、朽ちない釘に重要な役割を果たした“不純物”とは? (ブルーバックス・2012年12月刊) あの時代にこんな技術が! 最先端の材料工学の視点から、古代史の技術ミステリーを読み解く。 長く半導体物理の最前線で活躍してきた著者が、 現代の工学・技術の視点から真剣に迫った「あっと驚くご先祖様の智慧」――。 渾身の古代技術探究で不動の人気を誇ったロング&ベストセラーに、 最新の研究成果を加えた待望の改訂新版登場! 1000年耐え抜く傑作を遺した、 先人たちの発想と技術――。 東京スカイツリーの制振装置にも使われた、「倒れない五重塔」の秘密。 驚異の湿度調整能力で家屋を守る古代瓦。 名刀「正宗」の切れ味は、半導体顔負けの多層構造がカギだった! 奈良の大仏の古代銅や、朽ちない釘に重要な役割を果たした“不純物”とは? 縄文人はアスファルトを利用し、レーザーをしのぐ穿孔技術をもっていた! 現代のハイテクを知り尽くす半導体研究者が自ら体験・実験して見抜いた、 古代日本が誇る、自然を活かしきった匠の技のすべて。 【著者紹介】 志村史夫(しむら・ふみお) 一九四八年、東京・駒込生まれ。名古屋工業大学大学院修士課程修了(無機材料工学)。名古屋大学工学博士(応用物理)。日本電気中央研究所、モンサント・セントルイス研究所、ノースカロライナ州立大学を経て、現在、静岡理工科大学教授、ノースカロライナ州立大学併任教授。応用物理学会フェロー。日本とアメリカで長らく半導体結晶の研究に従事したが、現在は古代文明、自然哲学、基礎物理学、生物機能などに興味を拡げている。半導体、物理学関係の専門書・参考書のほかに『いやでも物理が面白くなる』『アインシュタイン丸かじり』『漱石と寅彦』『人間と科学・技術』『文系?理系?――人生を豊かにするヒント?』『ITは人を幸せにしない――21世紀の幸福論』など一般向け著書多数。
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古代日本の超技術〈新装改訂版〉 あっと驚く「古の匠」の智慧
発売日:2023年12月13日
【シリーズ累計10万部突破!】現代科学で読み解く大好評の技術史ミステリー「国内編」の最新刊! あの時代になぜそんな技術が!? 「五重塔」はなぜ倒れないのか? 日本の歴史上、地震で倒壊した木塔は皆無だという。 東京スカイツリーにも応用された巧妙な制振機構とは? 三内丸山の縄文人はセラミックスを開発し、古代中国と同レベルの建築技術をもっていた! 前方後円墳が「鍵穴」の形状をしている科学的理由とは? 法隆寺の釘はなぜ1300年も朽ちないのか? 名刀「正宗」に隠された、半導体顔負けの多層複合構造とは? 現代のハイテクを知り尽くす実験物理学者が、日本が誇る古代の工匠たちの「驚異の技」の謎を解く! 〈もくじ〉 第1章 三内丸山遺跡──縄文時代の最新技術 第2章 「前方後円墳」──巨大墳墓はなぜ大量に造られたのか 第3章 五重塔はなぜ倒れないのか──揺れる「心柱」の秘密 第4章 日本古来の「木材加工」技術──適「材」適「所」、適「具」 第5章 「呼吸する」古代瓦──“瓦博士”との共同研究 第6章 法隆寺の和釘と日本刀の秘密──古代鉄はなぜサビないのか 第7章 「奈良の大仏」建立の謎──天平時代の工匠はなぜ「長登の銅」を選んだのか 〈著者紹介〉 志村史夫(しむら・ふみお) 1948年、東京・駒込生まれ。工学博士(名古屋大学・応用物理)。ノースカロライナ州立大学終身教授(Tenured Professor)、応用物理学会フェロー・終身会員、日本文藝家協会会員。日本とアメリカで長らく半導体結晶などの研究に従事したが、現在は古代文明、自然哲学、基礎物理学、生物機能などに興味を拡げている。物理学、半導体関係の専門書、教科書のほかに『古代世界の超技術〈改訂新版〉』『いやでも物理が面白くなる〈新版〉』『いやでも数学が面白くなる』『人間と科学・技術』『アインシュタイン丸かじり』『漱石と寅彦』『「ハイテク」な歴史建築』『日本人の誇り 「武士道」の教え』『文系? 理系?』『理系のための「実戦英語力」習得法』などの一般向け著書も多数ある。