殺された側の論理 犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」

殺された側の論理 犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」

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できることなら自分の手で仇をとってあげたい 100を超える被害者家族を取材し続ける藤井誠二の渾身の力作 「加害者への殺意を押し殺すので精一杯になる」――(本村 洋さん)妻と11ヵ月の愛娘が強姦目的の18歳の少年によって殺害された。 「本当なら命で償ってほしい」――(青木和代さん)障害をもった16歳の息子が同級生の少年らにリンチ・放置・殺害された。 「時が経つにつれ憎しみや哀しみは深まっていく」――(安丸和夫さん)息子を交通犯罪で、姉を強姦殺人で奪われた。 「「時効」なんて被害者遺族にはない」――(石川 憲さん)26年前に行方不明になった姉が、時効成立後の犯人出頭で殺害されたことが判明した。

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殺された側の論理 犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」
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殺された側の論理 犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」

発売日:2011年08月19日

奪われた「日常」を生きる 「山口県光市母子殺害事件」ほか、犯罪被害者遺族の終わりなき闘いと苦悶 「愛する妻と娘の仇は自分の手で取りたい」。山口県光市母子殺害事件の遺族・本村洋さんが、慟哭と絶望の果てに心に刻み込んだ思いを犯人はどう聞くのか? 凶悪犯罪の犠牲者遺族が赤裸々に語る、大切な人を奪われた喪失感と加害者への憎しみ。そして、尽きることのない苦悩。遺された者たちは悲憤をまとい、煩悶しながら生きていく。滋賀県大津市少年リンチ死事件ほか、100を超える犯罪被害者遺族を取材し続ける著者渾身の社会派ノンフィクション。 ●山口県光市母子殺害事件:遺された本村洋さんの孤高の闘い ●滋賀県大津市少年リンチ死事件:息子のために阿修羅とならん ●群馬県高崎市青年「事故」死事件:警察に「殺された」息子よ ●東京都足立区女性教師殺害事件:殺された側に「時効」はない ●兵庫県稲美町少年リンチ死事件:加害少年とその親の責任 ※本書は単行本『殺された側の論理 犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」』(2007年3月・講談社刊)をもとにし、単行本『少年に奪われた人生 犯罪被害者遺族の闘い』(2002年8月・朝日新聞出版刊)から「第四章 加害少年とその親の責任」(本書第5章)と「第五章 妻と娘を殺した少年に死刑を」(本書第1章の一部分)を付け加え、加筆修正、再編集をして文庫化したものです。

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