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皿と紙ひこうき
サラトカミヒコウキ
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ずっと変わらないものに囲まれて少しずつ変わっていく、わたし 陶芸家の小さな集落で育った高校1年生、由香。東京から来た、かっこいいけど無口な転校生と、心は通うのか―― 後ろを見る。もう見えない。でも、見間違いのはずはない。たしかにあれは紙ひこうきだった。からだを後ろに向け、大事な落とし物をしてしまったみたいな気持ちで捜した。見えない紙ひこうき。バスは走り続け、紙ひこうきを見た場所からどんどん遠ざかっていった。いったい誰が飛ばしたのだろう。あんなところで。
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皿と紙ひこうき
発売日:2014年05月15日
陶芸家の小さな集落で育った高校1年生・由香の日常は、“東京からカッコいい転校生がやってくる”という噂で急に騒がしくなる。だが、噂の転校生・卓也はいつまでも周囲と距離をとり続けていた。由香が、卓也と初めて言葉を交わした矢先、学校で血まみれのうさぎが見つかる。日本児童文学者協会賞受賞。 陶芸家の小さな集落で育った高校一年生・由香の日常は、“かっこいい転校生がやってくる”という噂で急に騒がしくなる。だが、東京から来た転校生の卓也は、いつまでも周囲と距離をとり続けていた。由香が、卓也と初めて言葉を交わした頃、学校で血まみれのうさぎが見つかる。日本児童文学者協会賞受賞。